コメの国から vol1
こいつの友達の家というのは千葉でも多摩川でもなく深夜の関越道を走る1台の車であった。今から素敵な景色を見れるのだという期待を胸にしてたが、その背には親に嘘をついた罪悪感もあった。
ウトウトしていたら深夜の長岡だ。ロケハンをするということで信越線の撮影地へ。その間私は新潟の夜空に広がる星々に感動をしていた。
気がついたら朝の6時、起きた場所は米山の近くのアウトカーブの撮影地だった。おはよう信越と普通で構図を決めていたが雲が酷い、曇りの予報だったし仕方ないかと諦めていたら雲が抜けてきた。その瞬間、MT54の轟音が聞こえてくる。見えたのはキムワイプに見えるアイツ。
3371M 115系N-33編成 @柿崎~米山
某模型番組でしか見たことなかったこいつ。どこの理科室にもあるあのハコを想像させる塗装。
一応僕は理系な高校に通っているし実験室を見れば長野の廃車置き場みたいにキムワイプが積み上がっていて、撮りたかった1枚だったのだがまさか本当に撮れるとは思わなかった。
たった1枚の写真でも撮れたということだけで感動した。
【おまけ】
4095(?)レ EF510-515+コキ
この色は2年ぶりに見たのだがやはり過酷な日本海縦貫線。すっかり汚れていた。
これはこれでかっこいいよね。
[EOS 7D Mark2+キトレン望遠]